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2015-02-07 18:17    プラダ財布ラウンドファスナー二つ折り
 みごとに咲いた花のとなりにある鉢には、肥料ろくにもらってません、ぼく、みたいな貧相な花があった。 「信じらんない」  恵がそういうのもむりはない。だって花の形も色も香りも、ぜんぜんちがうんだもの。まあ、葉っぱの形は近いけど、それでも量がちがう。貧相なほうは貧相な葉だったけど、もうひとつのほうはこんもりとした緑の葉がおいしげっている。 「ここ一月、久遠がバイオリンで弾いている曲をサンプリングして、発芽の段階から流しつづけてみたんだ」  といってみごとに咲いているほうを指さす。 「なにも聞かせなかったほうが、こっち」  ふ〜ん。よく牛にモーツァルトを聞かせると、乳の出がいいとかいうのと、同じようなたぐいの話かな。 「で、わざわざきみに来てもらったのは、その曲を聞いてもらいたいんだ。そして、率直な感想を聞かせてもらいたい」 「ぼく、音楽のことよくわかりませんから」 「いや、そんなことはない。ラーゼフォンをあそこまであやつれるんだから、当然、音楽の本質は理解できているよ」 「ラーゼフォンって、音楽に関係してるんですか?」  樹さんはそれには答えず、ヘッドフォンを準備しはじめた。 「久遠に訊いてみたけど、あの子はなにも自覚的にやっているわけじゃないからね。きみに協力してほしいんだよ」  ヘッドフォンをかけ、音楽を再生する。これが久遠の曲か。ヴァイオリンの澄んだ音色が波紋のように胸にひろがっていく。金属の弦をこすっているというのに、音はどこか、久遠のようにとらえどころがない。とらえどころがないけど、やわらかい。やわらかくて、哀しい。 「なにか感じたかい?」  樹さんの声が聞こえる。ああ、どこか樹さんの声にも似てるな。音の感じが。そりゃそうだろ。兄妹だもの。  でも、なにか感じたといわれても……。これを言葉にするのはむずかしい。 「でも……やっぱり……ちがうのかなあ」