プラダファスナー長財布
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(コーチ) COACH コーチ 財布 アウトレット COACH F49163 SBWBK ペイトン シグネチャー ラウンドファスナー長財布 ブラックホワイト/ブラック[並行輸入品]
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[プラダ] PRADA 財布 長財布 1M0506 ラウンドファスナー ブラック 【並行輸入品】
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[DEEP ディープ] 牛革 カモ柄 迷彩 長財布 ラウンドファスナー D-1007
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null タルサンは、このごろよくそう思う。父の弟で、サンガル王国軍をひきいていたユーナン叔父は、本物の海の男だった。  おまえは「王」と「民」をむすぶ絆となるのだ、と、おさないころからタルサンは、この叔父にいいきかされてそだった。おまえが、民の心を敏感に感じとれる心をもち、民に信頼されて、兄のよき助言者となれば、国は行く先をあやまらないだろう、と。  だから、タルサンが、王子でありながら、漁師たちとまじわって遊び、漁を学ぶことをだれもとめなかった。姉婿の〈島守り〉アドルが、まっ黒に日やけして魚突きに夢中のタルサンを、王子より漁師にうまれたほうがしあわせだったなどと陰でいっていることは、ちゃんと気づいていたが、タルサンは気にしなかった。  むしろ、島守りであるアドルのほうが、島人たちと、もっとふれあうべきなのだ。王家の婿としての中途半端な誇りを鼻にかけて、島人の心を知らずに、どうして島をまもれようか。  島をまもる兵士も、王家をまもる兵士も、その多くが漁民のうまれなのだ。タルサン直属の衛兵《えいへい》たちも、カルシュ島や、近くの島々のヤルターシ・シュリ〈海の兄弟〉の出だった。彼らの心をつかめずに、彼らを指揮することが、どうしてできよう?  タルサンは、自分に海で生きる術《すべ》をたたきこんでくれたヤルターシ・シュリたちの、日にやけたあらあらしい顔をひとりひとり思いうかべた。彼らは島守りや王族にしたがっているが、心の底では、海の男としての力量をいちばん重視している。  タルサンは、そういう男たちのあいだでそだち、王子としてではなく、ひとりの男として彼らにみとめられつつあった。彼らが、潜りにも銛打ちの腕にもすぐれた、有能な海の男として自分をみとめ、一目おきはじめていることが、なによりもうれしかった。とくにタルサン直属の衛兵にえらばれた男たちは、心からタルサンを信頼し、よろこんで命令にしたがってくれるやつらばかりだった。  カルシュ島の風景とともに、おさない娘の顔が、また心にうかんできた。 (……ヤタが生きていたら、どうしていたのだろう。)  エーシャナの父ヤタは、タルサンの兄ほどの年の、頑健な漁師だった。無口な男だったが、ヤルターシ・シュリたちから「ナユーグル・ライタの息をもらってうまれてきた」といわれるほどの、潜りの達人だった。島人たちは、よちよち歩きをはじめるよりさきに泳ぎはじめる。だれもがみな、陸の民では信じられぬほど長く息をとめて、深く海の底へもぐっていけるのだ。……だが、ヤタの潜りは、その島人たちでさえ感嘆するほどのものだった。  白いこまかい泡を軌跡に残して、はなたれた矢のように一直線にもぐっていくその姿に、タルサンは心の底から魅せられた。無口だが、彼がわらうと、だれもがつられて笑顔になってしまう。彼のあとをついてまわって、いろいろなことを教えてもらったものだ。  やがて、タルサンはヤタの教え子のなかでも、一、二をあらそう潜り手になった。タルサンが知っているかぎりで、タルサンより深くもぐれるのは、スリナァというラッシャロー〈海をただよう民〉の娘だけだった。  スリナァの素質を、ヤタはずいぶんほめていたものだ。おさないころは、タルサンは、ラッシャローの娘などに負けるのがくやしくてしかたなかったが、スリナァはのんびりとした性格のやさしい娘で、おのれの潜りの才能をほこることもなかった。タルサンとスリナァは、いっしょにヤタから潜り漁を習ううちに、やがて、よい友だちになっていった。  はてしない海の、ふかい青のなかをもぐっていくとき、タルサンは自分が小さく小さくちぢんでいくような恐怖をおぼえることがあった。そんなときに、スリナァはかたわらにいて、目があうとほほえんでくれた。  スリナァとタルサンは、ヤタの家でいっしょに飯を食べ、いっしょに、おさないエーシャナと遊んでやったものだ。エーシャナはヤタによくにていた。あまりおしゃべりはしないが、ときおり、ぱっとわらうと底ぬけに明るい顔になる。それが、とてもかわいかった。  ヤタが漁にでて、かえらなかった一年まえの嵐の夜、タルサンは、エーシャナの母サシャや村人たちと、長い夜を、必死に祈ってあかした。あのヤタが海で死ぬとは信じられなかったが、嵐の海は、五人の男たちとともに、頑健なヤタの命をもうばっていったのだった。  エーシャナまでうばわれ、ひとり残されたサシャは、どんなにかなしんでいるだろう。  うとうととあさい眠りにおちたタルサンは、ふいに、びくっとしてとびおきた。